30代からのヘルスコンシャスライフ(仮)

つまり「美容」とか「健康」とか 「ダイエット」とか・・・

有酸素運動20分説を紐解く①

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みなさん運動してますか?

うちの近所にはランニングコースがありまして

僕は週に1,2回そこでウォーキングをしています。

適度な運動は体がほぐれて血行がよくなりますし、ストレスの解消にもなります。

気分転換にもなり、自然の中を歩くのは何より気持ちいい◎

 

有酸素運動って?

運動は無酸素運動有酸素運動の大きく2つに分かれます。

無酸素運動は 筋トレや短距離走といった瞬発的に強い力を使う運動を指します。

筋肉を鍛えたり 基礎代謝を高めるのに効果的

この時使われるエネルギーは、概ね糖質からまかなわれます。

一方の有酸素運動は ウォーキングや軽めのジョグ、サイクリングなど

酸素を取り入れながら行う運動を指します。

こちらはエネルギーを糖質と体脂肪の2系統からまかないます。

よって 体脂肪の燃焼が見込めるのは、有酸素運動の方ということです。

体の機能を維持・向上させるためには

どちらもバランスよく取り入れていくとよさそうですね。

 

さて、今回のテーマである有酸素運動

昔から「20分以上続けて はじめて体脂肪が燃える」なんて説がありますよね。

一体なぜこんな説が広がったのでしょうか。

 

体脂肪燃焼のメカニズム

運動をするとカロリー(エネルギー)を消費します。 

まずエネルギー源として使いやすい状態にあるものが糖質です。

正確にはグリコーゲン(糖質が消化された状態)と言いますが

運動を始めてすぐの状態は このグリコーゲンがエネルギー源として使われます。

残念ながら いきなり体脂肪が燃焼されるように都合良くは出来てないんですねー(笑)

それにはちゃんとした理由があります。

このグリコーゲン、体内に蓄えられる量が限られてまして

個人差はありますが、その量およそ300〜500gとされています。

一方の体脂肪は いくらでも脂肪細胞として体内に蓄えることが出来るんです。

それはなぜか。

人間には飢餓などの非常事態に備えて、エネルギーを脂肪細胞に変換して蓄えておこうとするシステムが組み込まれているんですね。

備えあれば憂いなし…とはよく言ったものですが

飽食と言われる現代社会において、これはメタボなどに繋がる大きな問題といっていいでしょう。

内臓脂肪に皮下脂肪…思わず耳を塞ぎたくなるようなフレーズですよね。

 

美しい体型を目指す上で減らしたいのは この脂肪細胞です。

しかしこの脂肪細胞、一筋縄にはいきません。

エネルギー源として使うには分解するプロセスが必要なんです。

グリコーゲンがスムーズに使われるのに対して、脂肪細胞はひと手間かかる

つまりエネルギー源として使うにはめんどくさいんです。

グリコーゲンがエネルギーとして使われ、量が少なくなってくると

体はここでようやく脂肪を分解、エネルギーに変換し使いはじめる。

このエネルギーの割合の境目がおよそ20分とされていて

ここから「有酸素運動20分説」というのは来てるんですね。

 

では 20分以内の運動に意味がないかというと、そうではありません。

動いた分はちゃんと効果があると思っていいでしょう。

ただエネルギーの比率が悪いので

本来燃焼させたい脂肪ではなく、糖質ばかり消費されてしまうという話です。

糖質が少なくなるとどうなるか。

エネルギー不足。

簡単に言うと、お腹が空いてしまうんですね。

これを理解していないと、運動後にドカ食い…なんてことに繋がりかねないので

この辺は注意が必要です。

 

長くなりそうなので、続きはまた次回!