グルテンフリーで痩せるワケ
ジョコビッチの本を皮切りに一大ブームとなったグルテンフリーダイエット
そのブームも最近はひと段落した感がありますが
グルテンフリーを謳う食材なんかも今ではよく見かけるようになりましたよね。
そのフレーズだけが一人歩きしてしまい、実態をよく知らないという方も多いのでは。
そもそもグルテンとは
グルテンとは 小麦粉・ライ麦・大麦などの穀物に含まれるたんぱく質の一種。
水を加えて混ぜることにより形成され 加える水の量によって様々な状態に変化します。
このグルテンの働きを利用した身近な食べ物といえば パンやパスタ、ラーメンにうどん等ですかね。
それまでマイナーな存在だったグルテンが注目されたのには理由があって
近年の研究で このグルテンには食欲増進効果があることが証明されたんですね。
つまり このグルテンを控えることによって食欲を抑えられるという理論。
考え方としてはとてもシンプルですよね。
先に挙げたパンやパスタといった小麦製品を食べなければいいわけですから。
グルテンは小麦アレルギーの原因物質なので
アレルギーを持つ人がこのグルテンを摂ってしまうと 体の不調を引き起こし
最悪の場合 死に至ることもあります。
とはいえ グルテンに対するアレルギー(セリアック病といいます)を持つ人の割合は
小麦を主食とする国の人達の約1%。とても稀なケースということが言えます。
食の欧米化が進んでいるとはいえ 日本人の主食は小麦ではなくお米ですよね。
つまり グルテンばかりを神経質に避けるのは あまり意味がないのでは? というのが僕の考えです。
グルテンフリーは「結果的に」痩せる
僕はもう何年もご飯やパンを食べてない食生活を送っているので
知らず知らずのうちにグルテンフリーをしていた事になるのですが
結論から言うと、グルテンフリーは やらないよりやった方がマシ くらいで考えるといいかと思います。
食欲増進効果は何もグルテンに限った話ではなく 糖質全体に言えることです。
ご飯もパンも麺類も その栄養素から見ると太りやすく
結局のところ糖質多めの食べ物ですから 食欲増進に繋がるわけです。
グルテンフリーではこういった食べ物を抜くわけですから
図らずも結果的に痩せるのではないかと思います。
まとめ
彗星のごとく現われたグルテンフリーですが
劇的に痩せるとか そういった類いのものではありません
「何となくでも効果あればいいな」くらいの ゆるいスタンスで付き合っていくのが良さそうですね。